[ti:永遠の朱雪]
[ar:Gero]
[al:one]
[by:Vine]
[00:00.49]「永遠の朱雪」
[00:06.49]作詞∶hotaru
[00:12.49]作曲∶hotaru
[00:18.49]編曲∶Tom-H@ck
[00:24.49]歌∶Gero
[00:30.49]
[00:34.49]遠い昔の雪の降る時分
[00:39.95]箱入りの姫は密やかに逢瀬を重ねていた
[00:47.07]男は市井(しせい)の若人 許されぬ愛は
[00:54.96]嗚呼、何故に燃えてゆくのか
[00:59.28]
[01:00.97]「今は雅な羽織さえも忌まわしい」 と姫は泣く
[01:11.86]「今宵、月と共に逃げてしまおう」
[01:15.36]男はいざ、その手を取る 駆け出す背に雪が
[01:21.90]積もれど 積もれども その影は闇夜に深まるばかり
[01:30.19]
[01:41.40]朝、宮人の追っ手が迫れば
[01:46.59]男は震える手に力込め刀を振るっていた
[01:53.62]嗚呼、覆水は盆に返ることはない
[02:01.60]雪に血が降り 愛の火のよう
[02:06.24]
[02:07.56]「愛と罪とが首にきつく辛いの」 と姫は泣く
[02:18.63]「此処で立ち止まるわけにはゆかぬ」
[02:22.09]男はまた、その手を取る 行先など知れず
[02:28.62]歩けど 歩けども その時は無情に近づくばかり
[02:39.65]
[03:00.70]「一目見た時決まった定めでしょう」朝霧に笑みが映え
[03:12.55]「箱の中では人生(いのち)などなかったのもう一層 構わずに
[03:24.54]そなたと共にどこまでも行きましょう 雪の道を」
[03:33.72]「然(さ)らば永遠(とわ)の場所へ共にゆこう」
[03:37.11]姫は嬉し 空を仰ぐ 迷いが消えたように からりと晴れゆく
[03:45.60]「さらば、永遠(とわ)の場所でまた会えよう」
[03:49.07]男はいざ、刀を取る 震わぬ手で涙拭い
[03:58.36]微笑み湛(たた)えた姫の胸に
[04:03.63]刀を深く深く突き立てた 嗚呼!
[04:16.75]
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[04:25.75]終わり
[04:33.75]